HOME講演・シンポ[ 平成18年度 ]

平成18年度 自然史学会連合 講演会


平成18年度 自然史学会連合講演会

“教科書で学べない自然史”

日 時:
2006年11月12日(日)11:00~16:30
場 所:
神奈川県立生命の星・地球博物館(神奈川県小田原市入生田)
主 催:
自然史学会連合

趣   旨

 小学校や中学校の教育課程の中で取り上げられる自然史のテーマは 種類も量も限られたものであり、近年それらがさらに削減されつつあることが、若い層の理科離れに拍車をかける 要因ともなっている。
 本講演会では、学校教育の中で取り上げられることの少ない、または名前だけは出てきてもくわしく教えられること の少ない自然史のテーマにスポットを当て、それらをさらに深く掘り下げることによって、予想もしなかった面白い現象 や事実がわかるという自然史研究の面白さ、奥の深さをアピールして行きたい。


プログラム

11:00-
開会
連合代表の挨拶(西田治文)
 

11:10-

講演第1部
「貝に貝殻はなぜ必要?」

佐々木猛智(東京大学 総合研究博物館)

「インターネットで蛾を調べてみよう」
神保宇嗣(東京大学大学院 総合文化研究科)

「なぜ箱根や丹沢にいない昆虫が多いのか?」
高桑正敏(神奈川県立生命の星・地球博物館)

12:10-13:10
昼食(60分)
 

13:10-14:10
講演第2部
「深海魚たちの特殊な形:その意味と由来」

篠原現人(国立科学博物館 動物研究部)

「カメ類の起源と進化」
平山 廉(早稲田大学 国際教養学部)

「植物になるという進化」
井上 勲(筑波大学大学院 生命環境科学研究科)

14:20-15:20
講演第3部
「なんじゃもんじゃごけ?」

有川智己(慶應義塾大学 生物学教室)

「箱根火山の生い立ちは本当にわかったのか?」
山下浩之(神奈川県立生命の星・地球博物館)

「箱根山の旧石器時代人と現代日本人の関係」
海部陽介(国立科学博物館 人類研究部)

15:30-
総括講演
「トコロジストのすすめ ―その場所の専門家になろう―」

浜口哲一(平塚市博物館)

16:30
閉   会